INTRODUCTION

映画『ぼくのおじさん』
映画『ぼくのおじさん』

映画『ぼくのおじさん』

映画『ぼくのおじさん』
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映画『ぼくのおじさん』
映画『ぼくのおじさん』
映画『ぼくのおじさん』

<おかしくて、なつかしい>おじさんと行く、恋と冒険の旅がはじまる!

映画『ぼくのおじさん』原作は芥川賞作家、北杜夫(きたもりお)(1927〜2011)の同名小説。
歌人・斎藤茂吉の次男として生まれた北杜夫は、遠藤周作らと共に戦後日本文壇を代表する作家の一人です。純文学作品『楡家(にれけ)の人びと』では三島由紀夫にその才能を絶賛される一方で、『どくとるマンボウ航海記』など自身の体験を綴った紀行文、ユーモア・エッセイも多くの人々に愛され、ジャンルを超えた人気を博しました。

そんな作家が、持ち前の上質なユーモアセンスを存分に発揮したのが「ぼくのおじさん」です。大学の臨時講師で哲学者を自称しているけれど、ビンボー、ケチ、屁理屈ばかりの“インテリぼんくら”なおじさん。けれどなぜだか憎めない……。作家本人が自らをモデルに、兄(精神科医・斎藤茂太)の家に居候していた頃の体験を膨らませて、ユーモアたっぷりに描いたもの。学童誌に連載された後、1972年に単行本として発刊、和田誠さんのイラストと併せて、今なお幅広い世代に愛され続ける児童文学の名作です。

この原作を小学生の頃に読み、その面白さを忘れられずに「いつか映画化したい!」と思い続けていたのが本作の企画を手がけた須藤泰司。映画『探偵はBARにいる』シリーズの脚本・プロデュースを務めた須藤は、同シリーズで松田龍平の演技に接し、「もう少し年齢を重ねたら、彼に“おじさん”を演じてもらいたい!」と、‘春山ユキオ’というペンネームで自ら脚本を書き映画化にこぎつけました。

映画『ぼくのおじさん』
映画『ぼくのおじさん』

そんな企画者のオファーに松田も出演を快諾。“漫画原作・ベストセラー&大宣伝至上主義”の騒々しい邦画界に、ウッカリ降り立ってしまった愛すべき新キャラ<おじさん>をチャーミングに演じます。

本編のもう一人の主役ともいうべきしっかり者の甥っ子・雪男役には、大西利空(おおにしりく)。おじさんを時に「叱り、助け、励まし、そして共に笑う」彼の演技は、本年度の邦画の収穫とも言える大きな魅力に満ちております。度重なる選考を見事勝ち抜いた大西と相性バッチリの松田。“小四男子&おじさん”というこれまで見たことがない最強の凸凹コンビ? の誕生です!!

そんな二人を取り巻くのは、ハワイ島・コーヒー農園育ちのマドンナを演じる真木よう子。その元フィアンセに戸次重幸、雪男の両親に宮藤官九郎、寺島しのぶ、その伯母にキムラ緑子、そして小学校の先生に戸田恵梨香。豪華&実力派キャストが集結し、おかしくてハート・ウォーミングな「おじさん」ワールドを盛り立てます。

映画『ぼくのおじさん』
映画『ぼくのおじさん』

監督は『味園ユニバース』(15)の山下敦弘(やましたのぶひろ)。『天然コケッコー』(07)で第 32 回報知映画賞・最優秀監督賞を最年少で受賞。以降、『苦役列車』(12)、『もらとりあむタマ子』(13)『オーバーフェンス』(16)など常に話題作を発表。現代の片隅に生きる人々を、愛情と共感を込めて描き出す独特の演出は“山下タッチ”とも云われ、映画ファンを魅了し続けております。

映画『ぼくのおじさん』果たして“山下タッチ”がどのように松田龍平を、そして“おじさん”を描きだすのか?

万年床から輝く太陽と青空と大自然のハワイへと飛び立った、困った大人“おじさん” ――そのアンバランスなコントラストには思わず誰もが笑ってしまうはず!

原作が世に出てから半世紀。そのエッセンスはそのままに、設定は現代に置き換えて山下敦弘×松田龍平という新タッグが挑戦した、心をホッと和ませてくれるホームコメディ。ぐうたらな“おじさん”と、しっかり者の“ぼく”のロードムービー。 クスクス笑って、ちょっぴり切ない二人の冒険物語。 いずれにせよ、最後にはハワイの風のように心地よい感動が、あなたを優しく包み込むことでしょう――。

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